日本の約20倍の広さのあるオーストラリアでは、約2,880万頭(2011年現在)もの牛が飼育されています。また、生産する牛肉の約2/3を輸出する世界最大級の牛肉輸出国でもあります。さらに、オーストラリアにとって最大の牛肉輸出市場は日本であり、日本のお客様のさまざまなご希望に合わせて牛肉を生産しております。
肉牛の飼育方法
肉牛の育て方の違いにより大きく下記のように分かれます。
◆グラスフェッドビーフ(牧草肥育牛肉) 大自然に育まれた栄養豊かな牧草(Grass)により育てられた、赤みがおいしい牛肉です。
◆グレインフェッドビーフ(穀物肥育牛肉) 穀物飼料(Grain)により肥育(最低100日)された牛肉で、ジューシーで柔らかいのが特徴です。脂肪交雑もほどよく入った、日本向けに開発された牛肉です。
代表的な肉牛の品種
アンガス種、ヘレフォード種、ショートホーン種等
飼料作物の主な種類
◆牧草 フェスク、ライグラス、ルーサン等 イネ科、マメ科の植物を単独もしくは混播し、肉牛に良質な牧草を与えております。
◆穀物 ソルガム、小麦、大麦、トウモロコシ等 蒸して圧片し、消化しやすい状態にして肉牛に与えています。トウモロコシは、サイレージにして与えています。肉牛の肥育施設(フィードロット)や季節により穀物の種類は異なります。
その他詳しい部位情報はこちら(オーストラリア産食肉ハンドブック)